愛犬の供養は、手元供養の形になりました。

実家で犬を飼っていたことから数えると、もう16年近く犬との暮らしを続けています。犬の寿命は人間よりも短いので、先に老犬になり、弱ってきて死んでしまうという経験を3回しています。最初、実家で飼っていた犬は小型犬で、病気になってすぐに亡くなってしまいました。実家は結構地方都市にあり、昔は人の場合でも土葬をしていた地域ではありました。実家の家は大変大きく、庭もかなりの広さがありました。

飼っている小型犬が亡くなった時、私の両親は、死んだ小型犬に簡単なお経をあげて、体を綺麗に拭いてあげて、庭の離れのところに小さな穴をほつて埋めたのでした。金魚とか鳥とかも、家で飼っていた動物はそうするのが一つの形になっていたのて゛、特に違和感なく、小型犬の葬儀、供養は行われたのでした。家族が見守る中で、穴の中に入れられたペッとに土をかけたのをよく覚えています。その後は、小型犬は弱いということで大きな犬に買い換えました。

頭が良くて、人に吠えないし、私に大変なついていました。一緒に散歩に出かけて、旅行にも一緒に出掛けたこともありました。ただそういった丈夫な大型犬(シベリアンハスキー)も自然の寿命には抗えません。老犬になってゆき、私が16歳の時に老衰で亡くなってしまいました。この時は本当に悲しかったです。それできちんと供養をしてやろうと思い、専門の業者に連絡をして一通りのことをして見送ってやろうということになりました。今まで、ペットの供養は自宅の庭に埋めてやる、人の法事で来ているお坊さんについでに、お経をあげてもらうというのがルーチンだったので、知らないことばかりで驚きました。

火葬して、お墓に入れて、法要儀式をするということを初めて知りました。基本的に人間の供養とほぼ同じであることを知りました。ただ墓地が個人用か、集団用かという選択をすることが必要であるのもその時、理解しました。結局、火葬後の遺骨の大部分は霊園に埋葬するのが普通らしかったのですが、自分の手元に残して供養したかったので手元供養するという形を取りました。人間の場合、あまり見られない形ではありますが、個人的には一番いいような気がしています。

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