病気知らずの高齢の愛犬がガンになった

10歳を過ぎても元気すぎるくらいのうちの愛犬が、突然ガンになりました。
気づいたきっかけは、ご飯の食べ方です。
前はガツガツと一気に食べきっていたのですが、ある時から少しずつ食べるようになりました。

残しておいて後で食べる事が多くなり、しっかりご飯の時間が決まっていたのがバラバラになってしまいました。
病気が発覚したのは、ワクチン接種の際に受けた健康診断です。
口の中を見てもらった時に、何か腫瘍のようなものが見えるといわれました。
それまでも歯石があったり、年相応に口内炎などありましたので、あまり気にしていませんでした。

指摘されて初めて口の中を見ると、確かに赤くボテッとしたものがありました。
幸い出血などもなく、ただ腫れているだけの様に見えました。
病院で詳しい検査をしてもらい、2週間くらいして結果が出ました。
結果は、扁平上皮癌でした。

珍しいものでは無いと言われましたが、10年以上一緒にいて初めてそんな病気になってしまいとてもショックでした。
治るものなのか、聞くのがとても怖かったです。
手術してもらいたいのが、正直なきもちでした。
それで治るなら、お金がいくらかかっても良いと言いました。
しかし、先生は手術は難しいと言い、対症療法に決まりました。
今はまだ目立った症状がありませんが、少しずつ口の中で大きくなってきています。

そのうち出血したり、痛みが出てくるだろうと言われました。
そうなった時、できる事はなるべく苦痛をなくしてあげる事だけです。
痛みが出てきたら痛み止めを、ご飯が食べれなくなったら強制給仕を。
どのくらい今の状態を維持できるかは個人差があるので、分からないと言われました。

もしかしたらまだまだ5年くらい頑張ってくれるかもしれないし、1年も一緒にいれないかもしれません。
どうなるか全然分からないのに、それを考え出すと悲しくてたまりません。
愛犬が残りの生を苦痛なく穏やかに過ごせるよう、精いっぱいサポートしていくつもりです。